第11回支援活動(仙台市若林区日辺仮設での炊き出し)の報告

第11回支援活動(7月3日)の報告・写真

 第11回目(7月3日)は仙台市若林区での2回めの支援活動―炊き出しを「日辺(にっぺ)グラウ
ンド仮設住宅」で行いました。ここは第10回め(6月26日)の支援活動で炊き出しを行った六郷中
学校からすぐ近くにできた仮設住宅で、当日時点での入居者数は約200人。最終的には350人
くらいになるということでした。
 炊き出しの中味は「ちらし寿司」を200食分。ガス炊飯器をもっていないので、一回一回吹き上
がる湯気の具合を見て、ガスコンロの火力を調節して5升の米を四回炊き、具を合わせて作りま
した。 「一回分の食費が浮けば、助かる」という、厳しい家計の被災者が仮設住宅にはたくさん
居られます。大皿や鍋で受け取りに来る入居者の方もいて、すべて配り終えました。また、弘前の
なかまが送ってくれたタオル360枚も配食の時に配りました。被災地ではまだまだ「炊き出し」「支
援物資」が必要です。全国のみなさんのご協力よろしくお願いします。
 ※プロパンガス用の炊飯器(4〜5升炊き・中古可)をカンパしてくださる方、または低価で譲って
  下さる方を探しています。ご連絡ください。
 
 
 写真の説明   仙台市若林区沿岸部の被災家屋。
          若林区の「日辺(にっぺ)グラウンド仮設住宅」
         堰@仮設住宅入り口の掲示板に張り出された「炊き出し情報」
 
 
 写真の説明   炊き上がったご飯に具を合わせているところ。
          配食には列ができました。
         堰@受け取りに来た仮設住宅入居者にも配食を手伝ってもらいました。
 
 

第12回支援活動・炊き出し・物資配布を

          仙台市若林区「日辺グラウンド仮設住宅」で実施!(7/17) 

 第12回支援活動(7月17日)の報告・写真

 
 
   ●「日辺グラウンド仮設住宅」は上の写真のように水田地帯にあり、入居されている被災者も津波に襲わ
     れた農地を持っている方が多いということでした。
 ●当日は仮設住宅敷地の真ん中にあるクラブハウスで自治会の結成総会が午前中に開催されました。
 ●炊き出しは前回好評だった「ちらし寿司」を300食。ちゃんと緑色のインゲンと黄色の錦糸卵も乗った本
     格的なものです。
 ●また、支援物資として福岡県の方から送っていただいたタオルも炊き出しの配食の時に配布しました。
 ●いつまでも復興計画や予算が決まらず、宮城県や仙台市の土地利用計画が決まらないために、再び農
     業ができるのか否かがいつまでも決まらないイラダチや、農業を再開する時に必要になる資金の問題
    (二重ローン問題)といった不安を抱えての仮設住宅での生活は大変なものだと思います。                       
 ●そんな生活のなかで炊き出しを受け取りに来られたおばあさんが「息子と仮設で二人暮らし。息子の嫁
     は津波に流された。気持ちを落ち着かせるために、毎日仮設の部屋を出て自分の田んぼを見に行って
     いる」という言葉にあらためて被災者支援活動の必要性を思わされました。(7月18日記)
                     
                        ●若林区日辺の航空写真
 
 

7月31日、仙台市若林区「日辺グラウンド仮設住宅」で

   3回目の炊き出しを実施(4月から通算で13回めです)!

 
 仮設自治会も結成され、さまざまなイベントや支援活動が多彩に行われるようになってきました。
 「ちらし寿司」も3回目。食欲が落ちる夏のメニューとして好評で、リクエストも多いです。
 

第13回支援活動の報告を読む   

                                      
 
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