8月7日の支援活動(喫茶コーナー、労働相談など)の報告

  仙台市若林区の沿岸部で被災された方が入居されている「日辺グラウンド仮設住宅」。7月12日の第12回
 支援活動の報告でお知らせしたように、入居者は400人近くになり、仮設住宅の自治会も発足しています。
  宮地連では入居されている被災者がこれから直面していく問題を自治会が軸になって解決できるように側面
支援が必要と考え、まず、被災者同士の交流の場が必要と考え、仮設住宅敷地の真ん中にある「クラブハウス」
を使わせてもらって「喫茶コーナー」を開設しました。
 

「こういうのも良いね」

 これまで3回は「一食分でも食費が浮けば」と、「ちらし寿司」の炊き出しを行ってきましたが、今回は初めての試
みの「コーヒーとホットケーキ」の喫茶コーナー。始めるまではどうなるかと不安でしたが、冷房の効いたクラブハウス
でコーヒーの香りのなかで被災者の方々が世間話、苦労話に花を咲かせる場になり、「こういうのも良いね」という感
想をいただきました。
 ホットケーキの注文は「おじいちゃんが部屋で寝ていて、ここまで歩いて来れないから」といった事情の方もおられて、
「持ち帰り」分もあり、300枚近く焼きました。ホットケーキミックスを提供して下さった東京の地域生協さん、どうもあ
りがとうございました。
 
 クラブハウスでは「ちょうちん」つくりも行われていました。
 

震災後、病気治療で入院中に解雇通告

 クラブハウスで「喫茶コーナー」と同時に開設した「労働相談コーナー」。1件は「仕事をしたいけど、なかなか見つか
らない」という若い青年の相談。もう1件は18年も働いた会社から震災後の4月に病気治療のために入院した数日後
に解雇通告を受けたという相談が入りました。2件とも仮設住宅に入居されている被災者からのものでした。
 被災地の各自治体の社会福祉協議会が開設した「ボランティアセンター」では扱っていない労働問題。労働組合がこ
こで解決力を示さなければなりません。
 

「住みやすい仮設にするために」草刈作業をおこないました

 
 当日は関東から山谷、東京、神奈川の労働者も被災地に駆けつけてくれ、総勢11人の支援活動。日辺仮設での取り
組みだけでなく、亘理町の沿岸部での土出し作業にも回ってもらいました。
 日辺では「喫茶と労働相談コーナー」の終了後、仮設入居者からの依頼を受けて仮設住宅敷地の外周の草刈作業を
行いました。東京都の「失業対策」の特別清掃事業で働いている山谷労働者にとっては「慣れたもの」。アッというまに作
業は進み、仮設住宅の方もビックリされていました。
 
 
 
 
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